妊娠中にレストレスレッグス症候群が発症しやすくなる原因としては、鉄や血液が赤ちゃんの分にも使われるため母親の体内で不足しがちになることが挙げられます。妊娠中は浮腫(むくみ)が起こりやすいことも重なって、下肢の異常感覚が強まると考えられます。 一方、腎機能が低下して透析を受けるような状態になると、腎臓で再吸収される鉄の量が減って鉄不足となります。消化管を大きく切除した場合にも鉄の吸収量が減少して、レストレスレッグス症候群が発症することがあります。 このように鉄不足はレストレスレッグス症候群との関係が深く、鉄を補充することで症状が緩和される患者さんもいます。ただし、すべてのケースで鉄補充が充分な効果を示すわけではなく、ドパミンアゴニストによる治療が必要なケースは少なくありません。